2025.05.14
スポニチアネックス
【ヴィクトリアM】シランケド末脚全開だ!初東京&G1でも期待大
破竹の勢い、知らぬ存ぜぬでは通らない。上がり馬シランケドは2勝クラス→3勝クラス→G3と3連勝中。この間に脚質転換にも成功。中団から自慢の末脚を繰り出すスタイルを確立して府中に乗り込む。

「ここまでとは思わなかったが新馬の頃から期待していた」と話すのは千田厩務員。23年秋華賞は前哨戦で優先出走権をつかんだが、疲れが取りきれず回避。昨年のエリザベス女王杯も中1週の日程を考慮して自重した。「体質が弱くてなんやかんやあった馬。三度目の正直でようやくG1に出られる。体も強くなってきた」。待ちに待った大舞台に力を込める。
4カ月半の休み明けだった前走の中山牝馬Sから状態は急上昇。「見た目に筋肉量が増えた。輸送前だけど体重は10キロぐらい増えているかな」。東京競馬場は初見参だが、中山、福島、新潟への輸送は経験済みで「これまでほとんどが出張競馬だから心配ない。馬房の振る舞いとか、普段から手がかからない」と意に介さず。
むしろ、「ずっと東京で走らせたかった。スタートが上手ではない馬だが、東京マイルならミルコも“大丈夫”と言っていた」と長い直線での末脚爆発をイメージしている。珍名馬と侮ることなかれ。昇竜の勢いはG1の頂にも届くかもしれない。