2025.06.15
スポニチアネックス
【しらさぎS展望】ドバイ帰りの2冠牝馬チェルヴィニアが始動 重賞3勝レーベンスティールは初マイル参戦
従来の米子Sが「第1回しらさぎS」(22日、阪神芝1600メートル)としてリニューアル。リステッドからG3に格上げされ、今年もサマーマイルシリーズ開幕戦となった。ここから関屋記念(7月27日、新潟)、中京記念(8月17日、中京)、京成杯AH(9月6日、中山)と熱い戦いが続く。レース名の「しらさぎ」は兵庫県姫路市にある姫路城の別名「白鷺城」に由来する。

不動の主役は昨年のオークス、秋華賞を制した2冠牝馬チェルヴィニアだ。昨年はジャパンCにも挑戦し、4着に健闘。4歳を迎えた今年は京都記念9着、ドバイシーマクラシック6着と結果こそ出せてないが、雪辱を誓い、しっかり立て直した。距離は大幅に短縮されるが、マイル戦は2歳時にアルテミスSを快勝。適性は疑うまでもない。
対抗格も関東馬レーベンスティールだ。昨年のオールカマーなど重賞3勝。マイル戦は初めてになるが、芝1800メートルの昨年エプソムCが問答無用の強さ。持ち前の瞬発力はマイル戦、阪神の外回りにフィットする。夏場の実績から暑さにも強そうだ。
関西馬はダービー卿CTで3着に食い込んだキープカルム、夢洲Sでオープン入りを果たし、伸びしろ豊かなシヴァースなどが上位争いをもくろむ。