2025.06.24
スポニチアネックス
【福島新馬戦】リベッチオ スケール大きいルヴァンスレーヴ産駒 杉山晴厩舎の新星
中央競馬は本格的な夏競馬シーズンに突入。今週末には福島と小倉が同時に開幕する。注目の2歳馬を紹介する「Road to 2026」は、日曜福島5R(芝1800メートル)でデビューする関東馬ロスパレドネスをピックアップ。22年皐月賞を勝ったジオグリフの全弟。兄と同じ木村厩舎×サンデーレーシングのタッグで来春を見据える良血だ。同じレースに関西からはリーディング首位を走る杉山晴厩舎がリベッチオを送り込む。

常勝厩舎が新たなスター候補生を送り出す。今年29勝を挙げ、リーディング首位を突っ走る杉山晴厩舎がリベッチオを福島芝1800メートルに起用。今月上旬から本格的に時計を出し始め、18日はCWコース3頭併せの真ん中から鋭く伸びて6F82秒1~1F11秒0の好時計をマーク。ブラックダイヤ(3歳未勝利)に4馬身、ダークホース(3歳未出走)に1馬身先着した。
花田助手は「1本目の坂路の追い切り(12日、4F54秒0~1F12秒1)からしまいの反応が良かったし、CWコースの動きもこの時期の2歳馬にしては、しっかり動けている」と高く評価する。若駒だけに精神面は気になるところ。「折り合いは問題ない。乗り手の指示にしっかり反応できるところがセールスポイント」と長所を挙げた。
伯父に14&15年南部杯連覇などダート重賞5勝のベストウォーリアがいて、母の父ゴールドアリュール、父が18年ジャパンダートダービー、チャンピオンズCなどダートG1とJpn1を合わせて4勝のルヴァンスレーヴで重厚感あふれる血統だ。先々はダートでも楽しみだが「しまいの感じを見ていると芝のこの距離は良さそう」とジャッジ。スケールの大きさを感じさせるホープが豪快な走りで好スタートを切る。 (栗林 幸太郎)