2025.07.04
スポニチアネックス
岩田望来騎手の英国初騎乗は2着 名門ハガス厩舎の管理馬 9頭立て7番人気で見せ場十分
6月22日に東京で騎乗後、英国に渡った岩田望来(25)が3日、現地で初騎乗を果たした。

首都ロンドン近郊のニューベリー競馬場で2Rの2歳戦(芝直線1200メートル)に、自身が身を置く名門ウィリアム・ハガス厩舎のコンサート(牝、父ショウケーシング)とのコンビで臨んだ。
五分のスタートから中団で脚をためると早めに抜け出した勝ち馬に2馬身1/4差をつけられたものの、しまいよく伸びて2着。9頭立て7番人気と伏兵視された立場ながら見せ場をつくった。
昨夏も英国遠征を予定していたが、ビザ等の問題で実現に至らず。それでも海外挑戦の思いを聞いたルメールの紹介でフランスに渡るとクリストファー・ヘッド厩舎、ジャンクロード・ルジェ厩舎で約2カ月、経験を積んだ。8月8日、現地で日本人トレーナーとして活躍する小林智師の管理馬メイショウボヌールで渡仏後、初勝利を飾っている。
2年連続の海外遠征。8月9日は英国のアスコットで開催される騎手招待レース「シャーガーカップ」に坂井瑠星(28=矢作)とともに選出されており、8月下旬に帰国を予定している。
◇岩田 望来(いわた・みらい)2000年(平12)5月31日生まれ、兵庫県出身の25歳。父はJRA騎手の岩田康誠。19年3月に栗東・藤原英厩舎所属でデビューし、現在はフリー。同30日に阪神5R・ポップフランセでJRA初勝利、22年京都牝馬S(ロータスランド)で重賞初制覇、盛岡のJBCレディスクラシック(ヴァレーデラルナ)でJpn1初制覇、24年阪神JF(アルマヴェローチェ)でG1初制覇。JRA通算4992戦559勝、うち重賞16勝。1メートル61、52キロ。血液型B。