2025.07.13

スポニチアネックス

【小倉記念展望】実績上位エピファニーが関東馬初の小倉記念V狙う

 4週間の夏の小倉開催は早くもラストウイークを迎える。小倉日曜メインはサマー2000シリーズ第3戦「第61回小倉記念」(20日、芝2000メートル)。今年は確固たる主役不在の大激戦ムード。ハンデ重賞だけに、3勝クラスを勝ち上がった馬にもチャンスはありそうだ。

 実績なら関東馬のエピファニー。24年の小倉大賞典で重賞初制覇を飾り、同年に小倉開催だった中京記念でも2着に好走した。連覇を狙った今年の小倉大賞典もトップハンデタイの58・5キロを背負いながら0秒3差の5着に奮闘。前走の新潟大賞典は15着に敗れたが、得意な小倉を狙った仕上げで反撃ムードが漂う。1週前にはWコースで5F64秒1の好時計をマークし、態勢は整いつつある。関東馬初の当レースVに挑む。

 勢いなら4歳馬メリオーレム。6月東京のむらさき賞を勝ち、オープンクラス入り。3歳時にはプリンシパルSで2着に好走し、秋は神戸新聞杯(5着)で1番人気に支持された素質馬。ポテンシャルはオープンでも引けは取らない。昨夏には小倉で西部スポニチ賞を快勝。1年ぶりの夏コク参戦で重賞タイトルを狙う。

 今夏の函館記念で14番人気ながら3着に激走したマイネルメモリーもエントリー。列島縦断になるが、むしろ上積みが期待できそう。昨年の小倉記念(中京開催)で3着に食い込み、7歳を迎えても衰えを感じさせないディープモンスター、6月阪神の垂水Sで惜敗続きに終止符を打ったシェイクユアハートなど魅力的な顔ぶれがそろう。