2025.12.04
スポニチアネックス
【阪神JF一週前追い】アランカール、ラスト1Fは11秒0の切れ味
2歳女王を決める「第77回阪神JF」の1週前追いが行われ、新馬→野路菊Sと圧勝続きのアランカール(斉藤崇)はCWコースで北村友を背に3頭併せ。アルジェンテーラ(2歳新馬)、ディーンズリスター(6歳1勝クラス)を追走し、直線は僚馬の内から最先着。ラスト1Fは11秒0をマークした。
鞍上は「しまいの動きもこの馬らしく、いいスピードを持っている。休み明けを感じさせない動き」と好感触。口向きの難しさが課題だが、「3角から少しずつペースアップする時に口が強くて難しさはあるけど特段悪くなった感じはない」とうなずいた。
デビュー2戦はそれぞれ7、6頭立ての少頭数レースで後方から突き抜けた。斉藤崇師は「口向きが難しくて、どうしても大味な競馬になっていますが、前走は初戦よりも流れに乗れたし、加速してからのスピードはめちゃくちゃいい。スタート、折り合いと課題もあるが、能力は引けを取らないと思う」と評価する。
重賞勝ち馬が出走しないのは97年以来、28年ぶり。連勝中の良血が16年オークスを勝って世代の頂点に立った母シンハライト同様に、G1の舞台で輝きを放つ。