【有馬記念・田井】メイショウタバル　2025GP連覇だ

　日本競馬界の“今年一”は？レースシーンならばフォーエバーヤングのＢＣクラシック制覇。流行語ならば戸崎騎手の「ベリーベリーホース」。話題ならばＴＢＳ日曜劇場の「ザ・ロイヤルファミリー」が間違いなく首席を取るだろう。有馬記念に反映される（？）世相は何も競馬界だけに限らないので、女性初の総理大臣の誕生や長嶋茂雄さんの死去、“スポニチ競馬ファミリー”田中将大投手の日米２００勝達成などを思い起こす結末になるかもしれない。そんなふうに１年を振り返っていたところ、記者のＳＮＳに「フォーエバーヤングを（ＪＲＡ賞の）年度代表馬に投票しない記者はクソだ」なんてメッセージが届いた。自分は昨年もＪＲＡ賞で同馬に投票しているので「送る相手をちゃんと選べよ」とイラッとしたが、有馬記念でメイショウタバルが大差勝ちでグランプリ連覇を達成でもしなければ、フォーエバーヤングが順当に選出されるだろう。投票先を迷うことになるほどの“大事件”を期待したい。（田井　秀一）