2025.12.21

スポニチアネックス

【有馬記念・出田】“牝馬の年”レガレイラ連覇達成だ

 あらゆる公営競技の“グランプリ”を取材してきたことはちょっとした自慢である。KEIRINグランプリにオートレースのスーパースター王座決定戦。14年ボートレースグランプリ(平和島)では、茅原悠紀が大外6コースから差し切って優勝賞金1億円を獲得した。今年スポニチを卒業された梁島幸子先輩が3連単5万円超を的中。あの時見せたドヤ顔はいまも脳裏に焼きついている。生まれてこのかた、競馬とはほぼ無縁だった私だが、昨年競馬担当として有馬記念を現地観戦。レガレイラによる64年ぶりの3歳牝馬Vをこの目で見られて感無量だ。昭和100年にあたる2025年は、憲政史上初の女性首相が誕生。競馬界でも牝馬の活躍が目覚ましい。ステイヤーズSではホーエリートが39年ぶり、チャンピオンズCではダブルハートボンドが10年ぶりの牝馬V。ということは1年を象徴するとも言われる有馬記念で、牝馬からは目が離せないだろう。そして登録時点の出走可能な牝馬は1頭だけ。オールカマー→エリザベス女王杯と連勝し“完成形”を示したレガレイラがその流れのまま連覇を達成する。(出田 竜祐)