2026.02.05
スポニチアネックス
【東京新聞杯】ウォーターリヒト しまい重点で加速 坂路鋭伸ラスト1F12秒2「いい動き」
絶妙なサジ加減で最終追いをクリアした。ウォーターリヒトはハロー(馬場整地)後に坂路へ。単走で前半リズム良くラップを刻むとカーブを曲がってからギアを切り替え、スピードに乗っていく。最後まで手綱を持ったまま、しまい重点で4F54秒0~1F12秒2をマーク。僚馬2頭を突き放したCWコース3頭併せの1週前追いで6F81秒6~1F11秒3と負荷をかけ、当週サッと流すのは青写真通りだ。見守った石橋師は「先週しっかり負荷をかけているし、最終追いは毎回、時計を出さない指示。いい動きだったし、今年初戦から動ける仕上がりになった」とうなずいた。
昨秋の前走マイルCSは15番人気の低評価を覆す力走で3着。五分のスタートから道中、中団で運び、直線は力強く脚を伸ばした。それまでの追い込み一手の競馬とは、ひと味違ったレースぶりで「思ったより前めの位置取りだったが、2番手以降はだんごの隊列だったしね。ジョッキー(高杉)がうまく脚を使ってくれて、新しい一面が見られた」と収穫を口にする。
前走後は放牧でリフレッシュ。年明け3日に栗東に帰厩し、入念に乗り込みを重ねた。馬体重は480キロ前後(前走472キロ)で丸みを帯びたシルエット。ひと息入れた効果が体全体に表れている。「長距離輸送で体が減るのが気がかりだけど年齢を重ねて落ち着きが出ているし、前走と同じぐらいで出走できれば」と当日を見据えた。
昨年このレースは定年引退を控える河内師の管理馬として重賞初制覇を飾った。厩舎解散後、騎手時代からの後輩でもある石橋師にバトンタッチ。1年ぶりVへ…と厩舎の士気は上がっている。「今年は大舞台で活躍を期待しているし、賞金を加算できれば」と意気込む。一昨年はシンザン記念3着からきさらぎ賞2着、昨年はここに出走する前にスポニチ賞京都金杯2着と冬場に結果を出している。第76回を迎える伝統の一戦で連覇なら史上初。【3・0・0・3】と走り慣れた東京マイルで歴史に名を刻む。