2026.02.26

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【チューリップ賞】アランカール 逆襲気配 母子制覇で桜切符頂く!

 桜の切符は譲れない。阪神日曜の桜花賞トライアル「第33回チューリップ賞」(3着まで優先出走権)の追い切りが25日、栗東トレセンで行われた。阪神JF1番人気5着からの逆襲を期すアランカールはCWコースで素軽い脚さばき。16年に当レースを制した母シンハライトとの母子制覇の期待がかかる。

雨の中、CWコース3頭併せで追い切るアランカール(中央)

 G1での敗戦を糧に逆襲ムードだ。アランカールが今年初戦に向け、好仕上がりを印象付けた。最終追いはCWコース3頭併せ。ヤマニンシュラ(4歳3勝クラス)が2馬身半ほど先行し、サウンドムーブ(3歳オープン)を約3馬身後ろに置いてスタート。直線は内外に挟まれながら滑らかに加速し、馬なりのままラスト1F11秒5でヤマニンシュラと併入した。斉藤崇師は「先週の時点で息遣いや動きも良くなっていました。やりすぎる必要はなかったので」と意図を説明しつつ「動きは変わらずいいですし、折り合いも大丈夫でした。馬場が重たいかなとも感じましたが、いい走りができていたと思います」とうなずいた。

 昨年はデビュー2連勝。とりわけ2走目の野路菊Sはメンバー最速の上がり3F33秒3で3馬身半差の圧勝劇だった。次位を1秒2も上回る度肝を抜く剛脚で一躍、牝馬戦線の主役候補に。しかし前走の阪神JFは1番人気5着。指揮官は「後ろの位置で3角から動くような形になり、馬には苦しい展開になってしまいました」と敗因を分析して「クラシックを目指すには賞金が不十分ということで、チューリップ賞を使って本番という形。いい状態で臨めそう」と前を向いた。

 今回は武豊と新コンビを組む。当レースでは5勝(重賞に昇格した94年以降)を挙げ、直近5年では【3101】と好相性を誇る。1週前追いで初コンタクトを取り「いい馬ですね。少し掛かるかなというイメージもありましたが、悪いこともしなかったですし乗りやすかったです」と手応えを得ている。

 母シンハライトは16年の当レース勝ち馬。桜花賞2着、オークス1着と活躍した。斉藤崇師は「心肺機能が高く、競馬に行って良さが出そうな気性をしているのも強み。クラシックに向けて取りこぼせない一戦だと思っています」と意気込んだ。母子制覇を果たし、大舞台での戴冠につなげる。