2026.02.27
スポニチアネックス
南田師「師匠のおかげ」 騎手時代ホクトヘリオス、調教師ではカッツミーで重賞初V
【さらば伯楽】南田師は子供の頃、義兄に連れられ訪れた川崎競馬場で競馬に魅せられた。「こんな世界があるんだと驚いたんだよ」。周囲に興味を伝えると「“やってみたら”と言われて」騎手になることを決意。高校卒業後、中山・中野吉太郎師に弟子入りした。
78年に美浦・中野隆良(たかお)厩舎からデビュー。8年目の86年にはホクトヘリオスとコンビを組み函館3歳Sで重賞初制覇を飾った。続く京成杯3歳Sも勝利した。惜しまれながら、90年に騎手を引退。「馬に触ったこともなかったし、上手とは言えなかったけど、よくジョッキーを続けられたなと。本当に師匠のおかげだね」と恩人に感謝を述べた。
引退後は中野隆良厩舎の調教助手に。ホクトベガ、ヒシアマゾンとG1馬の育成に携わった。94年に調教師試験に合格し、翌95年に厩舎を開業。02年に青森産馬カッツミーでラジオたんぱ賞を制し、トレーナーとして初タイトルを手にした。師は「正直びっくりした。自信はあったけど、何せ連闘だったからね」と当時を回顧。続けて「しまいの脚は凄かったね」と愛馬を懐かしんだ。
「引退後はゆっくりする、というよりかは何か動いていたい。馬のこととは限らずにね。ボケないように(笑い)」と南田師。ラストウイークは手塩にかけた9頭とともに、有終の美を飾る。
◇南田 美知雄(みなみだ・みちお)1955年(昭30)9月30日生まれ、熊本県出身の70歳。78年に美浦・中野隆良厩舎から騎手デビュー。90年引退。94年に調教師免許を取得、95年開業。JRA重賞3勝を挙げる。