2026.03.04

スポニチアネックス

【フィリーズR】“栗東滞在の関東馬”サンアントワーヌ、一族が夢見た舞台へ

 東の名門・鹿戸厩舎のサンアントワーヌは祖母サンヴィクトワールが06年当レース12着、母サンティールも17年フラワーC7着と桜花賞の舞台を踏めず。一族の悲願である権利獲りへ、栗東に滞在して調整を進めている。勝崎助手は「こちらに来てからも落ち着いている。凄く扱いやすいのが長所」と柔和な笑み。火曜朝は坂路を軽快に駆け上がり、「元気いっぱいだった。直前の輸送も短くなるので、滞在はいい方に出るのでは」と声が弾む。

調教から引き揚げるサンアントワーヌ

 牝馬らしい華奢(きゃしゃ)なフォルムで、デビュー当初はカイバ食いも細かったという。「おやつカイバを付けたりして、何かしら食べてくれないかとやってきた。牧場でもうまく工夫してくれてその効果もあったと思う」。課題改善の取り組みは功を奏しつつあり、この日も調教終わりに馬房に入るとすぐ乾草をパクリ。「入厩するたびに背が高くなっている」と成長を実感する。昨年の桜花賞&秋華賞Vエンブロイダリーの活躍でトレンドとなった“栗東滞在の関東馬”。今年も東の刺客が牝馬3冠ロードを盛り上げる。

 《関東馬、今年の関西圏3歳重賞2勝》今年、関西圏で行われた3歳重賞では関東馬が幅を利かせている。シンザン記念をサンダーストラック、きさらぎ賞はゾロアストロが制した。6頭が出走して【2・0・1・3】で複勝率は50%。このレースも2年前にコラソンビートが2着、昨年はボンヌソワレが3着と2年連続で関東馬が馬券に絡んでいる。