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2026.03.08

スポニチアネックス

【中山牝馬S】エセルフリーダ重賞初勝利 10年目の武藤雅 父が管理する愛馬で記念すべき重賞初V

 牝馬限定のハンデ重賞「第44回中山牝馬S」が7日、中山競馬場で行われた。6番人気エセルフリーダが2番手から押し切って重賞初勝利。デビュー10年目の武藤雅(28)は父・善則師(58)が管理する愛馬で記念すべき重賞初Vを飾った。

<中山11R 中山牝馬S>レースを制したエセルフリーダ(左)

 ひと足早い“桜前線”の到来。白、桃縦縞の勝負服を身にまとった武藤の笑みがはじける。「とにかくうれしい。普段からお世話になっている父の厩舎の馬で、重賞を勝てて本当に良かった」。今年がデビュー10年目。10戦のコンビを経て、絆を深めてきたエセルフリーダと挙げた特別な1勝をかみしめた。

 果敢な先行策が決まった。スタートを決めると、すかさず2番手を確保。前半1000メートル59秒6を刻んだレーゼドラマをぴったりマークした。直線に向くタイミングで早くも先頭へ。しぶとく脚を伸ばして後続の追い上げを封じた。鞍上は「ハンデ(53キロ)が軽かったので積極的に、自分の形で進めればと思っていた。早めに動く形だったけど、最後は馬の力に助けられた」と愛馬を称えた。

 “父子鷹”での重賞初制覇に、父の喜びもひとしお。善則師は「長かったな。10年目にしてようやく」と愛息の記念すべき勝利に感慨深げな表情。「まだ28歳。ここをステップに何かのきっかけになれば」と期待を込めた。もちろん、鞍上の思いも同じ。「たくさん乗せてもらって、ふがいない結果の時も乗せていただいた。今後はもっと貢献できるように技術を伸ばしていきたい」と気持ちを新たにした。

 人馬の思いが結実した1勝。愛馬の今後について師は「大きな目標はエリザベス女王杯だと思うが、使うところは未定です」と説明した。そして、きょう8日の弥生賞ディープ記念では、ステラスペースで2日連続“父子鷹V”に挑む。父は「弥生賞も気持ち良く乗ってほしい」とエール。勢いに乗るコンビから目が離せない。 (後藤 光志)