2026.07.12
スポニチアネックス
【英ジュライC】サトノレーヴ3着 ルメール「周りを気にするところがあり」「思ったほどギアが上がらず」
英国の夏競馬を彩るジュライフェスティバルは11日、南東部ケンブリッジ近郊のニューマーケット競馬場で開催最終日(3日目)を迎え、1万4386人のファンが詰めかける中、サトノレーヴ(牡7=堀、父ロードカナロア)がクリストフ・ルメール(47)との再コンビで6R・ジュライC(G1、芝直線1200メートル、11頭立て)に出走した。1番人気に支持され、好スタートから前々で運び、押し切りを図ったが2頭にかわされ3着。2000年アグネスワールド以来、26年ぶり2頭目の同レース日本調教馬Vはならなかった。ビリー・ロックネイン(20)が騎乗したアイルランドのコマンチェブレーブ(牡4=D・オブライエン、父ウートンバセット)がG1初制覇を飾り、良馬場で勝ち時計は1分9秒99。地元馬ヴェネチアンサン(牝3=K・バーク、父スターマン)が1馬身差の2着に入り、そこから首差でサトノレーヴが入線した。
ニューマーケットのジュライコースは直線競馬ではあっても全く平らではない。ゲートを出てから坂を上がり、そこからいったん下ってラスト1Fで高低差8メートルほどの急坂を駆け上がるタフな舞台設定。スピードはもちろん、底力を問われる一戦でサトノレーヴはラスト1F、馬群にのみ込まれそうになってから余力を振り絞って再加速し、見せ場をつくったが、もうひと押しが利かなかった。
今春の高松宮記念で連覇に導き、2度目のコンビとなったルメールは「周りを気にするところがありました。それでも奇麗なストライドで走ってレースの内容自体は悪くなかったけど思ったほどギアが上がらず、最後の伸びを欠いてしまいました」と相棒をねぎらいつつ、悔しさをにじませた。
香港で24年香港スプリント3着、25年香港スプリント9着、25&26年チェアマンズスプリントプライズ2年連続2着、英国で25&26年クイーンエリザベス2世ジュビリーS2年連続2着と海を渡ってチャレンジを続け、これが7度目の海外出走だった。
昨年はクイーンエリザベス2世ジュビリーS2着後、ジュライCまで中2週で回復は望めない状況であったことから1戦で英滞在を切り上げて帰国。その点、今回は前走後、現地の獣医師や整体師に意見を求めても馬体に大きなダメージはなく、慎重に状態を見極めた上で中2週の続戦に踏み切ったが英G1のタイトルに手が届かなかった。
今後はモーリスドゲスト賞(G1、8月9日、ドーヴィル芝直線1300メートル)、ナンソープS(G1、8月21日、ヨーク芝直線1000メートル)、シティオブヨークS(G1、8月22日、ヨーク芝1400メートル)、スプリントC(G1、9月5日、ヘイドック芝直線1200メートル)に登録済み。帰国か、フランス転戦か、英国で続戦か動向が注目される。