2026.07.16

スポニチアネックス

【函館2歳S】ロンドンガーズ追い風 芝馬なりで1F11秒4抜群の伸び 重賞初制覇へ敵は雨

 早朝の函館競馬場は津軽海峡から風速15メートルほどの海風が吹き込んだ。4コーナーからゴールまでを強い追い風で演出したこともあって?芝コースで併せ馬のロンドンガーズも背中を押されるようにグイグイと伸びてきた。

北村友を背に力強い動きを見せたロンドンガーズ(撮影・千葉茂)

 「少し口が強くて、気持ちが先行する印象。最初から闘争心が出ないように馬の後ろで壁をつくってリズム良く進め、直線は外に出して発散するように放しました。よく動けていたし、コンディションはいいと思いますよ」

 初めてまたがった北村友は理路整然と追い切りの動きと内容を説明。言葉通りで前評判の高いサンライズジャポネ(2歳新馬)を追走し、ラスト1Fは11秒4、馬なりで力強く伸びて首差先着。

 函館で陣頭指揮の前川師はロンドンガーズが阪神芝1200メートルで新馬勝ちして函館2歳Sへ向かうプランは即決だったという。先週までの栗東では「馬の後ろで我慢する調教をしてきた」とあれば、この日の追い切りのテーマに合点がいく。新馬戦は逃げて勝ったが一転、今回は控える戦法に主眼を置くことになるのは明白。「行く馬を行かせて、その後ろで競馬ができれば。筋肉のラインに上積みを感じます」としつつ、週末が雨予報だと水を向けられると「心配なのはそこなんですよね。ジョッキーは雨が降らない方がいい、と言っていますから」と女性指揮官らしくおちゃめな表情。

 新馬戦の勝ちっぷりに周囲がざわついたのは事実。北の大地でも、さらに雨馬場でも大物感を発揮?開業2年目の前川厩舎にとって待望の重賞初勝利は目の前にある。