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2026.07.21

スポニチアネックス

【新潟新馬戦】超良血ダックス ダノン軍団の“エース候補”だ! 田中博師「トモの踏み込みが凄い」

 開幕週に合わせて、超良血が出陣する。今週はサートゥルナーリア産駒2頭を紹介。新潟新馬戦の目玉はエースナンバーのルーキーだ。23年3冠牝馬リバティアイランドの半弟ダノンダックス(田中博)が日曜2R(芝1600メートル)にスタンバイ。昨年のセレクトセールで3億1000万円(税抜き)の高値が付いた素質馬だ。一方、中京は20年朝日杯FS勝ちグレナディアガーズの半妹ベルコート(福永)が土曜2R(芝1400メートル)でベールを脱ぐ。

「エースナンバー」を背負うダノンダックス

 プロ球界のエースナンバーといえば背番号18。巨人なら藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄、杉内俊哉、菅野智之ら歴代の名投手が18番を受け継いできた。競馬界でエースナンバーを背負っているのはダノンダックス。調教ゼッケン18番が夏の陽光を浴びて誇らしげに光っている。初追い切りからエースナンバーにふさわしい走りを見せてきた。「大跳びでトモの踏み込みが凄い。運動神経が良く、ポテンシャルは高い。大きい舞台を目標に設定できる馬です」と語る田中博師。背番号18を背負った大物ルーキーのブルペン投球を絶賛するような口調だ。

 馬体重460キロ前後の黒鹿毛。「繊細な馬で、さほど食べる方ではない」と同師は言うが重心の低いフォームはデビュー前のナリタブライアンやディープインパクトを想起させる。15日の1週前追い切りでは古馬1勝クラスの併走馬を子供扱い。5F64秒1~1F11秒1をマークした。手綱を取った戸崎も「全体に優れています。まだ動き切れていないけど、血統の良さを感じます」と手応えを語った。

 3冠牝馬リバティアイランドの半弟にあたる血統。14日のセレクトセールで当歳の半弟(父キタサンブラック)が今年の当歳最高額4億1000万円で取り引きされたが、こちらも超高額。昨年の同セール(1歳セリ)では「ダノン」の冠名でおなじみのダノックスが3億1000万円で落札した。ダノン軍団のエースとして期待値が高いからこそハードルも上がる。田中博師は「素晴らしい馬だけど、課題も多い。まだ雑な面があります。力をためてしっかり脚を使えるように、しっかり伸縮を利かせられるようにしたい。先々を見据えて高いレベルに対応できるようにしたい」と大物ルーキーに注文をつけることも忘れない。

 背番号18はドラフト1位投手の入団時に与えられるケースが多いが、この時期の2歳馬の調教ゼッケンは入厩順に若い番号から配布される。18番が与えられたのは偶然か、それとも…。エースナンバーを背負う宿命の馬なのかもしれない。