2026.08.31
スポニチアネックス
【新潟記念】ゾロアストロ G1馬5頭撃破! 岩田望が今夏重賞4勝目「秋の大一番で頑張っていきたい」
G1馬5頭がそろったサマー2000シリーズ最終戦「第62回新潟記念」はゾロアストロがきさらぎ賞に続く重賞2勝目。2着にロデオドライブが続き、3歳馬のワンツー決着となった。
蹄音をかき消し、視界を奪うほどのゲリラ豪雨となった。開催最終日の荒れたインはダートのような重さに変貌。その状況でただ1頭、ゾロアストロがインを伸びた。レース後は死力を尽くした様子だった。岩田望は「できれば雨は降ってほしくなかった。自分も馬もヘロヘロ。無理をさせたけど頑張ってくれた」と相棒を称えた。
豪雨に加え、逃げ馬不在の顔触れ。一団はギュッと詰まった。ペースは上がらない。直線は芝の状態がいい外へ各馬が広がる。鞍上は内枠からではロスが大きいと判断。瞬時に内へ誘導した。併せ馬で外を伸びる2、3着馬とは対照的な形になった。孤独で、あまりにタフなイン。内外離れた2着馬を頭差退け、きさらぎ賞に続く重賞タイトルを手にした。岩田望は今夏の重賞4勝目。皐月賞(12着)から継続騎乗の鞍上は「ダービーは出られなかったけど、また一段とパワーが増した。秋の大一番で頑張っていきたい」とうなずいた。
宮田師は国枝厩舎の助手時代に母アルミレーナと触れ合い、開業直後は叔父グレートマジシャンに多くのことを教わった。「思い入れのある血統で重賞を勝てるのはうれしい」と目尻を下げた。春クラシックの悔しさを糧に、理想の成長曲線を描くゾロアストロ。「何とかしのぎ切ってくれたことに成長を感じる。健康面を確認してからですが、2カ月後には2000メートルの大きなレースがあるので」と、天皇賞・秋(11月1日、東京)を視野に入れた。5頭のG1馬を撃破した雨中の激戦が、厳しさが増す秋の戦いに向けて自信となる。
◆ゾロアストロ 父モーリス 母アルミレーナ(母の父ディープインパクト)23年3月1日生まれ 牡3歳 美浦・宮田厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績7戦3勝(重賞2勝目)総獲得賞金1億1677万4000円 馬名の由来は「オペラの登場人物名。魔法使い」。