2026.09.19
スポニチアネックス
米遠征フォーエバーヤングV 2頭出しで2、3着の名伯楽モット師「相手を大いに称えるべき」
米国遠征中のフォーエバーヤング(牡5=矢作、父リアルスティール)が日本時間19日早朝、G1・ジョッキークラブゴールドC(ベルモントパーク、ダート2000メートル)に出走し、1着でゴール。2月のサウジCに続くG1勝利で通算12勝目、日本調教馬で初の海外G1・4勝目となった。
殿堂入りトレーナーのウィリアム・モット師(73)は2頭を起用し、スターズアンドストライプスが2着、バエザは3着だった。「スターズアンドストライプスは本当によく走ってくれました。あの走りには感銘を受けましたよ。全力で走り抜いてくれました。前走は1マイル3/4(約2800メートル=サラトガのバードストーンS)で勝利しており、そこからこれだけ距離を短縮したにもかかわらず、しっかり追い上げて見事な競馬をしてくれました。最後まで本当によく脚を伸ばしてくれましたね。ジョニー(ヴェラスケス騎手)も、促すたびに何度もギアを上げて応えてくれたと言っていました。まずは馬の息を入れて状態を落ち着かせ、一歩ずつ進めながら、オーナー側の意向を確認したいと思います」と納得の表情。
フォーエバーヤングの印象については「感銘を受けました。素晴らしい馬です。戦前から一番強い馬でしたし、終わってみても一番強い馬でした。相手を大いに称えるべきです」と称賛した。
また、バエザについて「言い訳はありません。ジュニオール(アルバラード騎手)によると手応えが全くなく、馬が自分から進んでいかなかった。スタートはもう少しうまく出られたかもしれませんが、彼いわく、終始ハミをしっかり取っていなかったとのことです」と振り返った。
2頭の今後については「まずは厩舎に戻してケアを行います。スターズアンドストライプスについては一歩ずつ状態を見極めていきます。バエザについてはオーナーと相談しますが、来年は種牡馬入りする予定になっています」との方針。
また、ジョッキークラブゴールドCの有力候補に挙げられながらも蹄の膿瘍(のうよう=おできのような症状)で調教を休止し、回避したソヴリンティについては「順調に回復しています。彼もここに出走したかったはずです。(フォーエバーヤングのような馬を破るという勝負に)一矢報いることができたかもしれませんし、おそらくそれができる数少ない一頭でしょう。ソヴリンティがここから順調にいき、思い通りの調教を積むことができれば(ブリーダーズCで)あの強敵に挑むチャンスはあるはずです」と10月31日のブリーダーズCクラシック(キーンランド、ダート2000メートル)を見据えた。
▽ジョッキークラブゴールドC 創設は1919年、当初は「ジョッキークラブステークス」の名称でベルモントパーク競馬場のダート2400メートルを舞台とし、1990年から現在の2000メートル戦に定着した。創設当初からニューヨーク秋開催におけるメインレースに位置づけられていたが、1984年にブリーダーズカップが立ち上げられると、その前哨戦へと様変わり。歴代の勝ち馬にはシガー、カーリンなどがいる。2021年から2025年までは番組再編や競馬場の改装工事により、サラトガ競馬場が代替地となっていた。