• トップページ
  • Topics & News
  • 【秋華賞】モンローウォーク 史上4頭目の無敗制覇 戸崎絶叫「ベリベリユアホース!!」

2026.10.19

スポニチアネックス

【秋華賞】モンローウォーク 史上4頭目の無敗制覇 戸崎絶叫「ベリベリユアホース!!」

 牝馬3冠最終戦「第31回秋華賞」は18日、京都競馬場で行われ、戸崎圭太(46)騎乗のモンローウォークが圧倒的1番人気に応えてG1初挑戦V。02年ファインモーション、06年カワカミプリンセス、20年デアリングタクトに続く史上4頭目の無敗の秋華賞馬に輝いた。勝ち時計1分56秒1はレースレコードで、コースレコードタイとなった。

<京都11R・秋華賞>1着でゴールするモンローウォーク(手前)(撮影・中村 与志隆)

 支持率59・7%、単勝1・3倍の圧倒的人気モンローウォークの馬上で戸崎は冷静だった。G1で1倍台の人気を背負うのは15年桜花賞ルージュバック(9着)以来2度目。「あの時は緊張で普通の精神状態じゃなかった。今日は自信を持って乗れた」。円熟味を増す46歳の勝負師。お立ち台で「ベリベリユアホース!」と叫ぶと喝采が起きた。「“あなたたち皆さんの馬です”ってことで。あなたたちってユアで合ってますよね?」。ムチを置けばおちゃめな46歳に戻った。

 五分のスタートから5番手。前半5F57秒8の表示に淀がどよめく。時を同じくして向正面で戸崎はモンローウォークを外めに誘導した。「ペースも速かったし、内でごちゃつきたくなかった。自信を持って安全に」。前後の有力馬を分析し、「前が残りそう」と2番手に付けるギャラボーグに相手を定めた。4角で3番手まで浮上。手綱から伝わる手応えに「勝てる」と確信した。必死に抵抗するギャラボーグをねじ伏せると右拳を力強く握った。「さすがはG1。相手もしぶとかった。今日は首差。でも、まだ奥がありそうな感じもあった」と振り返る。

 モンローウォークはその無敗街道から“令和のファインモーション”と呼ばれてきた。レース直前、ターフビジョンに02年秋華賞の映像が流れたこの一戦を特別な感情で見守った人がいる。ファインモーションが余生を過ごす伏木田牧場の代表で、同馬の名付け親でもある伏木田修氏だ。「ファインの秋華賞から24年がたって、また注目していただいてとてもありがたい。今年は武豊さんが引退してから初めてファインに会いに来てくださって。そんな年にこういう馬が出てくるなんて。G1を無敗で勝つなんてとんでもないこと」。当時のような圧勝楽勝快勝とはいかずとも、戦歴は同じ5戦5勝に。「一ファンとしてこれからも楽しみ。見ている感じ、ファインより優等生かな」と笑みを浮かべた。

 戸崎も戦前、ファインモーションのレース映像を確認してイメージを膨らませたという。同じ5番手追走から勝ちきったG1初戴冠は偶然か、運命か。「皆さん分かる通り、強い馬。負けないで勝ち続けるのは強くないとできない。上を目指していける」と才能を保証する。“本家”は続くエリザベス女王杯で世代の壁も難なく突破した。「古馬とやれる力を持っている」。新たな怪物もまた、牝馬3冠最終戦を通過点にしてみせた。

 ◆モンローウォーク 父キズナ 母アンフィトリテ2(母の父セブリング)23年3月10日生まれ 牝3歳 栗東・上村厩舎所属 馬主・エムズレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績5戦5勝(重賞2勝目) 総獲得賞金2億171万2000円 馬名の由来はモンローのような歩き方