2026.10.24
スポニチアネックス
【菊花賞】(14)マジョレルブルー3冠阻止 距離延長&荒れ馬場望むところ
土曜付企画「G1展開王」は数多くある予想ファクターの中から、展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出す。牡馬3冠最終ラウンド「第87回菊花賞」は大阪本社・田村達人が担当する。台風30号の影響で、週末の京都は悪天候。荒れ馬場の長丁場を制すのは名門厩舎が送り出す、スタミナ豊富な、あの馬だ。
大型の台風30号が接近中。京都競馬場は金曜夜から雨が降り始め、土曜は土砂降りの時間帯がある。日曜は午前中こそやむが、午後から再び雨予報。気温が下がり始めた秋シーズンに加えて、台風に伴う強風の影響で芝生は乾きづらい。菊花賞は荒れ馬場が予想される。
過去10年、良馬場以外で行われた菊花賞は2回。17年は泥んこの不良で1着キセキ(1番人気)、2着クリンチャー(10番人気)、3着ポポカテペトル(13番人気)。勝ち時計3分18秒9は例年より10秒以上も遅かった。やや重の25年は1着エネルジコ(1番人気)、2着エリキング(2番人気)、3着エキサイトバイオ(13番人気)。馬場の内側を大きく避けた17年は特殊すぎるとして、今年は4角から内、数頭分を空けていた25年と同じような展開になる可能性が大きい。上位馬の馬番を見ると、エネルジコが9番、2~5着は2桁馬番。コース形態上、基本は距離ロスなく立ち回れる内枠が有利だが、今年も外枠が活躍するとみた。
未勝利Vから3連勝中の◎マジョレルブルーを狙う。父コントレイルは20年菊花賞馬で距離はOK。大江助手は「道中のコントロールが利くし、立ち回りがうまい。そのあたりは3000メートルで武器になる」と前走から5F延長を歓迎。未経験の道悪に関しても、母父シンボリクリスエスで同じ厩舎に所属した半姉ランブリングアレーは不良の21年中山牝馬Sで重賞初制覇を飾ったから、対応できるはず。
一瞬の切れより、スタミナが問われる消耗戦で良さが生きるタイプ。競馬の具体的なイメージとしては、好位から早め先頭で3着に食い込んだ昨年エキサイトバイオのようなレース運び。同じ7枠14番なら、それができる。友道厩舎は19年ワールドプレミアがV。過去10年で【1・1・3・9】と複勝率35・7%。人気薄の激走も多く、複勝回収率は180%を誇る。名門厩舎が送り出す期待の新星が、1番人気ロブチェンの3冠に待ったをかける。