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2025.06.13

スポニチアネックス

【宝塚記念】(3)ローシャムパーク 最高潮!悲願G1へ栗東滞在効果 池添「条件的には合う」

 上半期を締めくくる「第66回宝塚記念」の出走馬と枠順が12日、確定した。栗東に滞在して調整を進める関東馬ローシャムパークは同日、坂路で最終追い切り。しまい強めに追って、ラスト2Fは12秒2→12秒5をマークした。先週までにCWコースで好時計を連発しており、豪州遠征からの帰国初戦でも好調ぶりをアピール。初コンビを組む“グランプリ男”池添謙一(45)は武豊に並ぶ現役最多タイの当レース4勝目を狙う。

坂路で追い切るローシャムパーク(撮影・亀井直樹)

 栗東滞在で調整する関東馬ローシャムパークは開門直後にB(ダート)コースから坂路へ。2本目で追い切りを開始すると馬場の外めを通り、軽快にラップを刻む。コーナーを回って直線に向くと重心をグンと沈めてギアチェンジ。力強い動きでフィニッシュし、4F53秒1~1F12秒5をマークした。大口助手は「折り合いとバランスの確認をしてオーバーワークにならないように気をつけた。坂路では時計が出る馬ではないが、いい負荷をかけられた」と順調ぶりを伝える。

 先月22日に栗東に入り、先週までに2週続けてCWコースで超抜時計をマーク。2週前に6F76秒6、先週はコンビを組む池添が初めて騎乗し6F75秒2を刻んだ。鞍上は「しっかり仕上がっています。跳びが大きくて長くいい脚を使える馬」と特徴をつかむ。宝塚記念は昨年5着に続く参戦で今年は栗東滞在を選択。大口助手は「日を重ねてカイ食いが良くなって状態は上向き。前日まで調整できるのもいい」と歓迎した。

 豪州遠征した前走クイーンエリザベスSは後方から追い上げるも6着。大口助手は「動きたい時に動けなかったし、反応も乏しく映りました」と振り返った。昨年の大阪杯2着、米BCターフ2着など実績は引けを取らない。「直線の短い舞台はいい。当日のメンタル面は鍵になるが、このメンバーでも遜色ないと思う。池添騎手のエスコートに期待したい」と名手に託す。

 手綱を託された池添は宝塚記念3勝(05年スイープトウショウ、09年ドリームジャーニー、12年オルフェーヴル)に加え、有馬記念4勝のグランプリ男。鞍上は「条件的には合うと思う。いい馬なので、ここで通用してもおかしくない」と意気込む。当レース3勝のうち2勝を挙げたサンデーレーシングの勝負服で再現を狙う。