2025.06.16

スポニチアネックス

【阪神新馬戦】サレジオ 早め先頭初陣V ルメール「いい脚を使ってくれた」

 阪神5R・新馬戦(芝1800メートル)栗東滞在の関東馬サレジオ(牡=田中博、父エピファネイア)が1番人気に応えた。五分のスタートから2番手に付けると3角手前で先頭へ。最後まで脚色が鈍ることなく押し切った。

<阪神5R・新馬戦>レースを制したサレジオ(左)(撮影・中辻 颯太)

 ルメールは「2番手で運びたかったが、ペースが遅かったのであの位置へ。物見したけど、いい脚を使ってくれた」と勝利をかみしめた。母サラキアは20年府中牝馬Sを制し、エリザベス女王杯、ラストランの有馬記念と続けて2着。叔父に19年朝日杯FSなど重賞4勝のサリオスがいる。田中博師は「競馬への動線全てで集中力を欠いていた。ポテンシャルの高さを競馬で発揮できていない」と課題を挙げながらも「まだ幼すぎるけど勝ち切れて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。