2025.07.21
スポニチアネックス
【盛岡12R マーキュリーC】ロングスパート届いた カズタンジャー 重賞初挑戦初V 新谷厩舎ワンツー
「第29回マーキュリーカップ」(Jpn3、2000メートル、10頭立て)は3連休最終日の21日、盛岡競馬12Rで行われ、1番人気のカズタンジャー(牡4=栗東・新谷、父ドレフォン)が後方待機からのロングスパートを届かせて1着。重賞初挑戦で初Vとなった。2着に同じ新谷厩舎のクラウンプライド、3着はディープリボーンが入り3連単<2><5><3>は5730円(17番人気)だった。

レース後の勝利者インタビューで鞍上の川田将雅(39)は「よく届いてくれたと思います」と相棒をねぎらう一方で「本人が進んでいく気がないから、この競馬になってます」と道中の位置取りを振り返った。
直線の目の覚めるような追い込みについては「勝負どころで前回よりはるかに進む雰囲気が出てくれたので、同厩舎のクラウンプライドが残っていたので最後までしっかりつかまえてくれと思いながら、うながしました」と語った。
▽マーキュリーカップ 1997年に創設された中央・地方全国指定交流競走で、第1回から統一G3に格付けされている(2007年からJpn3表記)。第3回までは水沢2000メートルで行われ、第4回から盛岡の同距離に変わった。JBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典と続く下半期の古馬中距離路線を構成する一戦となっている。サブタイトルには当レースの第2回覇者で、99年のフェブラリーSで地方所属馬として初めてJRA・G1を制したメイセイオペラの名がある。