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2025.07.27

スポニチアネックス

新潟&中京競馬場が暑熱対策 ミストやエアコンも設置 坂井騎手「お客さんもしっかり水分補給を」

 26日に開幕した新潟と中京では暑熱対策の一環として競走時間帯を拡大してレースが行われた。対策をさらに推し進める観点から、期間を昨年の2週から4週(8月17日まで)に広げた。新潟では入場者にうちわと地元名産の「もも太郎アイス」が配られ、正門近くにはミストが設置された。また、優勝馬の口取り写真撮影が地下の検量室前でもできるようになった。通常通りウイナーズサークルでも可能、優勝馬主が希望する場所で行われる。馬主不在の場合は管理調教師が決める。2Rの2歳新馬戦を勝ったヒルデグリムは地下検量室前で撮影した。この運用は3回新潟最終日の8月31日まで、夏の新潟開催全6週で実施される。

暑熱対策競馬がスタートした新潟競馬場では 正門近くに入場者用のミストが設置された(撮影・小田 哲也)

 中京では場内に用意された大型テント内にエアコン5台、大型扇風機5台など設置。多くのファンが利用した。名古屋市在住の会社員で競馬歴30年の岡本芳明さん(52)は「冷風機が何台もあって想像以上に涼しく、心地いい空間ですね。キッチンカーも間近にあるからランチもできるし、ゆっくり涼みながら予想もできる」と笑みを浮かべる。

 3時間以上のインターバルを挟み、その間は騎手の過ごし方もさまざま。坂井は「仮眠して午後に備えました」と疲労回復につなげた。地下馬道には天井扇風機が新たに設置されている。「レースから帰ってきて風があっていいなと感じました。でも暑いのは変わらない。人馬安全が一番。お客さんも水分補給をしっかりしていただけたら」とファンを気遣っていた。