中山9R葉牡丹賞　4番人気サノノグレーターが2歳JRAレコードV　横山武「凄くいい勝ち方と内容」

　中山9R・葉牡丹賞は後方を進んだ4番人気サノノグレーター（牡＝尾形、父グレーターロンドン）が豪快に突き抜け、2着ポルフュロゲネトスに3馬身差の圧勝。

　勝ち時計1分58秒2は、21年11月28日にウィズグレイスが東京競馬場でマークした1分58秒5を0秒3更新する2歳JRAレコードとなった。

　初コンビの横山武は「初めての右回りで、開幕週の馬場。差し脚質のこの子には難しい条件かと思っていましたが、展開が向いたとはいえ、すごくいい勝ち方、内容だったと思います。開幕週なのでレコードはアテにはならないですが、内容良く勝つことができたのが全てです」と笑顔で振り返った。

　尾形師は「距離も体調も全てのベクトルがいい方に行きました。新馬と新潟2歳Sの1600メートルであの位置（後方）だったので、距離延長はいいと思っていました。まだ未完成の部分があるので、今後は決められないですね」と次走は保留したが、クラシックに乗る逸材が出現したのは間違いない。