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2025.12.06

スポニチアネックス

【スポニチ賞ステイヤーズS】ホーエリートが悲願重賞V!戸崎「素晴らしい馬」「直線では余裕あった」

 師走名物のJRA平地最長距離重賞「第59回スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス」が12月6日、中山競馬場で行われ、道中4~5番手で運んだ2番人気ホーエリートが直線で伸びて快勝。重賞挑戦10度目で念願の重賞初制覇を飾った。牝馬のステイヤーズS優勝は、86年シーナンレディー(美浦・清水美波厩舎所属)以来、実に39年ぶり。レース史上、2頭目の牝馬の優勝となった。表彰式ではスポーツニッポン新聞社・小菅洋人代表取締役社長から優勝馬ホーエリートの関係者に優勝目録が贈られた。

<中山11R・ステイヤーズS>レースを制したホーエリート陣営 (撮影・村上 大輔)

 レース史上2頭目となる牝馬Vを成し遂げた戸崎は「最近はスタート出るのでポジションを取れるなと思った。道中はリズム良く折り合いもついて、いい手応えで走ってくれた」と回想。「直線では進路をどこが空くかなというぐらいに余裕があった。追ってからもしっかりと伸びてくれた」と気持ち良さそうに汗を拭った。

 10度目の挑戦でついに手にした重賞制覇。「重賞で2着が続いて、惜しい競馬が続いていた。牝馬で勝つことができて、素晴らしい馬だと感じています」と笑みを浮かべパートナーを称えていた。

 ホーエリート 父ルーラーシップ 母ゴールデンハープ(母の父ステイゴールド)21年4月24日生まれ 牝4歳 美浦・田島厩舎所属 馬主・吉田晴哉氏 生産者・北海道白老町の㈲社台コーポレーション白老ファーム 戦績15戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億4932万2000円 馬名の由来は賛歌、雅歌(独)。母名より連想。

 ▽スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス 本競走は1967年に創設された重賞競走。平地競走の中では最長の芝3600メートルで実施される。1997年に負担重量がハンデキャップから別定に変更された。ステイヤー(Stayer)は「耐える者」を意味する英語。その名が示すとおり、人馬ともに長丁場を耐え抜く持久力が求められる。