• トップページ
  • Topics & News
  • 【チャレンジC】ジョバンニ 悲願の重賞V 松山は自身初3週連続重賞制覇「これからも楽しみ」

2026.09.13

スポニチアネックス

【チャレンジC】ジョバンニ 悲願の重賞V 松山は自身初3週連続重賞制覇「これからも楽しみ」

 昨年から9月のハンデ戦に条件変更された「第77回チャレンジC」が12日、阪神競馬場で行われた。これまで重賞2着4回の善戦ホース、ジョバンニが押し切りV。11度目の重賞挑戦で、待望の初タイトルを手にした。鞍上の松山弘平(36)は中京2歳S(ジーティーマイカ)、セントウルS(フリッカージャブ)に続く自身初の3週連続重賞勝利で今年早くもJRA重賞8勝目。杉山晴紀師(44)は19年ロードマイウェイ以来、当レース7年ぶり2勝目となった。

チャレンジCを制したジョバンニ(奥)(撮影・長谷川 柚香)

 ついにこの日がやって来た。ハイレベルな4歳世代で上位争いを繰り広げてきたジョバンニが悲願の初タイトルを手にした。これまで24年ホープフルSを含めて重賞2着4回、3着も1回あった。しびれる直線の叩き合いを首差で制し、善戦止まりのイメージを払拭。今春の金鯱賞2着以来、12度目のコンビを組んだ松山は「なかなか重賞に手が届かなかったので、ジョバンニとこうして勝つことができてホッとしています」と胸をなで下ろした。

 試練をあっさり乗り越えた。重賞未勝利ながら与えられた重量はトップハンデタイの58キロ。「重量は気になりましたが、ものともせず力強い競馬でしたね」と松山。好スタートから道中4、5番手でじっくり脚をため、直線は鞍上のゴーサインに反応すると馬場の真ん中から力強く坂を駆け上がった。「調教から乗せてもらって、非常にメンタル面が成長していました。スタートして、ポジションを取りに行っても我慢ができて、そういった競馬ができるようになったのは強みだと思います」。その言葉通り内、外から迫った同世代のライバルを振り切った。不在の杉山晴師に代わり、取材に応じた瀬間助手は「ずっと惜しい競馬が続いていて、厩舎としても何とか一つタイトルを獲りたいところでした。この馬の能力通りの競馬ができたと思います」と称えた。

 鞍上、厩舎サイド共に口にした「メンタルの成長」。初海外となった春の香港遠征(クイーンエリザベス2世C5着)を経て完全にひと皮むけた。勝ち馬ロマンチックウォリアーをはじめ、異国で強豪にもまれ、それが糧になっている。瀬間助手は「馬が落ち着いてきましたね。道中も我慢できたりとか、競馬の中での行儀もしっかり生きているのかなと。ゲートが(先入れの)奇数番でしたけど駐立もしっかり我慢して、精神的に成長したなと感じました」と目を細める。

 松山が「これからも楽しみ」とほれ込む逸材。次走は未定ながら多くの選択肢がある。重賞ウイナーの仲間入りを果たした素質馬が意気込みも新たに次のステージに向かう。

 ◆ジョバンニ 父エピファネイア 母ベアフットレディ(母の父フットステップスインザサンド)22年1月28日生まれ 牡4歳 栗東・杉山晴厩舎所属 馬主・KRジャパン 生産者・北海道新ひだか町のタイヘイ牧場 戦績14戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金2億2855万4100円 馬名の由来は神からの贈り物の意味を持つイタリアの人名より。